ないもの

2019.06.19

今日は午後から知り合いの木工作家さんのアトリエにお邪魔して、いろいろと見せてもらったり話しを聞かせてもらえました。これまでの制作物の記録や製作途中のモノ、広いアトリエに鎮座する機材の数々、そして今後の展望まで、とても楽しかったな~。

 

初めて触れる感触、それは言葉であったり、場の空気であったり、見えないけど必ずある感触。普段の生活のルーティンの中では得られない体験をすること、たまには必要ですよね。それは何かを作ったりする職業だからとかではなくて、普段の生活や仕事やこれからのことを考えるうえで、新しい想像力を養っていく過程として。考えていることや見えている(知っている)ことに変化がないと、行動も発言もずっと変わらない気がするから。特に「行動」は、物事の受取り方に大きく影響を与えているように思う。感受性の部分。

 

自分の場合、新しいデザインを作りたいと思って、デザインのことばかり考えていても、ある程度の制作量を超えるといきづまってくる。

デザインのことと同じくらいに、自分の目の届く周辺のことも考えたり触れてみたりしないといけない。自分の興味を積極的に広げていくような感じ。ここ最近は、紙や印刷機材の業者さんと話す機会が重なっていて、自分もある程度の知識は持っているつもりだけど、何十年も専門でやっている人の話しは発見が多くておもしろい。知らなかったことを教えてもらえて、加えられた知識が新しい発想につながることも多い気がする。

 

今年ももう半分が終わりそうだけど、後半も何かとチャレンジしていきたいものです。

 

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